オリンピック開催までもう1年を切りました。
8万人採用というオリンピックのボランティアの集まりはどうなのでしょうか?
ブラックブランティアと言われるその内容と、現在の募集状況について調べてみました。
それではご覧ください。
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東京オリンピックのボランティア応募状況
締め切り期間を延長した結果186,101人の応募があったみたいですね。
大会ボランティアマイページ登録者数は259,438人いるようです。
(出典:https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/news/notice/20181226-01.html)
この中から8万人が選ばれるとなると、採用倍率は約2.25倍になります。
思ったより倍率が低いなぁという印象です。
都市ボランティア3万人もこのかから選ばれるとするともっと倍率は低くなりますね。
4年に1度のスポーツの祭典のスタッフとして活動するって人生で一度あるか無いかのことなので、もっとすごい数の応募になるのかな?と思っていました。
やはり、去年くらいから耳にするようになった「ブラックボランティア」という噂が原因でしょうか?
ブラックボランティアってなに?
「そもそもブラックボランティアって何だろう?」ってわたしはこの言葉を聞いたときに思いました。
最近新聞などで、「終電で会場入りして夜通し待機案」、「暑さ対策は基本的には自己管理」など一部を切り取ったような報道を目にします。
これだけ見るとあんまり良い印象は持ちませんね。
ブラックと言われても仕方ないと思います。
ネットでも「睡眠不足のまま炎天下でボランティア?」など批判的な意見が出ています。
あと、ボランティアの宿泊費用は持ち出し、交通費は1日1000円。
研修にかかる交通費、宿泊費も持ち出し。
結局ボランティアをするスタッフさんは幾ら自分で払ったら良いのか?
という声もありますし、
スポンサーを管理している「電通」は約4000億円ものお金を集めているのだから無償のボランティアなんてする必要が無い!という声もありますね。
広告代理店はスポンサーに対してできる限りの利益を出したいと思っているでしょうし、節約できるところは節約したいのだろうと思います。
ここで「やりがい搾取」という批判が出るのはちょっとわかる気がしますね。
また、オリンピックは商業イベントなのだから無償ボランティアはおかしい。
ライブ・コンサートやプロスポーツはちゃんと有償スタッフが運営をしている。
なぜオリンピックは無償なのか?という疑問の声も見かけました。
ブラックボランティアという明確な定義は調べてもわかりませんでした。
なので、今回の東京オリンピックのボランティアを巡って出来た新しい言葉なのだと思います。
ブラックボランティアという本まで出ています。
また、著者が書いている記事です。
東京五輪「ブラックボランティア」中身をみたらこんなにヒドかったスポンサードリンク
東京オリンピックのボランティアの内容は?
公式サイトの内容を見るといたって普通のボランティアなのかな?と思います。
(東京オリンピック公式サイト:https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/activity/)
東京五輪ボランティアの要項(一部)を抜粋して書いてある記事をよく見かけました。
・8時間×10日
・宿泊費、交通費自己負担
・手当無し
まぁ、無償ボランティアなのでそうでしょう。
1日8時間は普通ですし、それを10日間以上して欲しい。
社会人だとまず無理な内容ですが、学生ならできるのではないでしょうか?
夏休み時期ですからね!
また、応募条件が厳しすぎるなどという声も。
応募条件は以下のような内容らしいです。
「コミュニケーション能力がある」
「外国語が話せる」
「1日8時間、10日間以上できる」
「採用面接や3段階の研修を受けられる」
「20年4月1日時点で18歳以上」
「競技の知識があるか、観戦経験がある」など。
2018年8月ごろ募集を始める予定で、組織委の担当者は
「大会まで4年あるので、希望者は語学の勉強をしてほしい」と話している。
う〜ん、語学力があって競技の知識や観戦経験・・・・さらにはコミュニケーション能力まで求めるってすごいですね。
普通に考えてこれを満たすような人は普通に就職して仕事してると思います・・・
しかもこれを無償ってなかなかすごいこと言うなぁ。
この条件でも18万人の応募が有ったというのですから日本人ってなかなかハイスペックな人が多いんですね!
ボランティアの内容はそんなにひどいのか?
色々調べてみた感触ですが、私的にはそんなにひどいとは思いませんでした。
社会人から見ると無理な条件だと思いますが、夏休み中の学生をメインのターゲットにしているのではないでしょうか?
おそらく、語学もできて、コミュケーション能力もあるような社会人はしっかり仕事しているでしょうから、その期間の収入を捨ててまでボランティアには参加しないでしょう。
酷くはないですけど、やはり商業イベントですのでちゃんと有償スタッフを雇って運営した方がいいんじゃないか?と言う気はしました。
ここ数年の夏は酷暑になってます。
なので早朝の競技開始、または夕方から夜間の競技開始などが考えられます。
そうすると、無償ボランティアの方は会場までの移動と待機時間で結果として8時間以上の拘束をされてしまう懸念もあります。
それを無償でやってくれているボランティアの人に押し付けるのは問題ではないかと思います。
あと、とにかく批判的な意見が多く見受けられます。
早速炎上「ブラック企業がなくならない理由が分かった」東京五輪ボランティア、ハードルが高すぎると話題に
東京五輪がブラックすぎる!無償ボランティアで学生にタダ働きさせて電通ぼろ儲け
まとめ
・ブラックボランティアの定義が定まっていないのでなんとも言えない。
・ボランティアの内容自体は普通だと思う
→でも結構無理を強いられる可能性あるかも?
・無償ボランティアに求めるスペックは異常だと思う
って言う感じです。
私は電通も組織委員会も営利に走りすぎてない?って思いました。
外国人の選手や観光客をもてなすと言うのはわかりますけど、国内でこれだけ不満が出てる状態で本当に成功するんでしょうか?
組織委員会もボランティアでやれ!と言う声や
結構オリンピック自体中止にしろ!と言う声も多いですよね。
もう少しうまくやれないのかなぁと思った次第です。
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